アメーバ経営とは
【読み】 あめーばけいえい
【意味】
アメーバ経営とは、現京セラ名誉会長の稲盛和夫氏が開発・考案した管理会計の仕組み・経営管理手法をいう。
企業の組織をアメーバと呼ばれる少人数からなる集団に分け、この小集団ごとに売上、コスト、利益を管理させ、あたかもひとつの会社のように経営させる。
この際に用いられる独自の管理指標に「時間当たり採算」がある。
「時間当たり採算」は、売上から材料費などの総経費を引いて、残った利益をメンバー全員の労働時間で割ることで算出される。
また、この小集団は、経営環境の変化に応じて、アメーバ細胞のように分裂、統合を繰り返すのが特長。
アメーバ経営の利点として、数値意識を持たせることで、社員一人ひとりに経営者意識を醸成することができることがあげられる。
ちなみにアメーバ経営は、京セラだけでなく、企業再建の実績をもとに300社を超える多くの企業に導入されている。
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更新日:2011/08/28