コアコンピタンスとは
【読み】 こあこんぴたんす
【意味】
コアコンピタンスとは、顧客に対して提供している価値で他社には真似できない企業の核となる能力をいう。
具体的には企業が、競合企業に対して圧倒的に優位にある事業分野や、他社にはない独自の技術やノウハウを集積している中核となる部門に存在する人的資源や集合能力のことである。
戦略を策定する際には、企業独自のコアコンピタンスを競争の源泉とし、他社との差別化を図ることが重要となる。
コアコンピタンスは、G・ハメルとC・K・プラハラードの著書『コア・コンピタンス経営』によって広められた概念であり、ソニーの小型化技術、米フェデラル・エクスプレスの物流管理システム、トヨタの生産管理方式などがコアコンピタンスの代表例として挙げられる。
最近では、ITマネジメントとしてコア業務に対するIT投資をひとつのコアコンピタンスと位置づける考えも広がっている。
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更新日:2012/05/02