ハインリッヒの法則とは
【読み】 はいんりっひのほうそく
【意味】
ハインリッヒの法則とは、1件の重大災害(入院、死亡など)の背景には、29件の中災害と300件の微傷災害があるという労働災害上の経験則をいう。
1:29:300の原則とも呼ばれる。
当時、アメリカの損害保険会社の技術・調査部の副部長をしていたハインリッヒが、ある工場で発生した労働災害5000件余を統計学的に調べた結果、事故(アクシデント)を防げば、災害はなくせるとういう考えから、1件の重大災害をなくすためには、まずは事故や災害の発生が予測される300件の微傷災害を撲滅することが必要となるという教訓を導きだした。
微傷災害の撲滅のためには安全ルールの徹底が重要となる。
ちなみに300件の微傷災害は、ヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとしたり、ハッとした事例)ともいう。
また、ハインリッヒの法則は、労働災害のバイブルとも言われている。
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更新日:2012/05/24